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 ↓お十夜法要の様子

お十夜大祭

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​総代様より開式の挨拶
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バイオリンと住職の歌
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住職の御詠歌と舞い
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​薩摩琵琶の演奏
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​法要・六字詰念仏
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​法話の様子
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十夜会(じゅうやえ)とは

              

 この法会は、浄土宗経典『 無量寿経 (むりょうじゅきょう) 』の巻下に、 「この世において十日十夜の間善行を行うことは、仏の国で千年間善行をすることよりも尊い」と説かれていることにより、その教えを実践したものです。

 もともとは十日十夜にわたり 念仏を称え 阿弥陀さまのお慈悲に感謝する法要でした。1495年、応仁の乱後に後土御門天皇により鎌倉光明寺で十夜法要をつとめる勅許(ちょっきょ:天皇の許可)が与えられ、今日に至るまで全国の浄土宗でおこなわれています。

 当山では毎年10月の第4日曜日に厳修致します。

 お十夜は、お念仏の尊さを知り、感謝の気持ちを込め実践し、また「南無阿弥陀仏」ととなえる善行を積み、阿弥陀さまの功徳をいただける尊い法要です。

念仏の功徳について

 法然上人の主著『選択本願念仏集(略『選択集』(せんちゃくしゅう)』には、念仏に関する要文が集められており、そこに善導大師の解釈と法然上人の教えを加え、念仏の大切さが説き明かされいます。

 『選択集』(第11章)では、『観無量寿経』においてお釈迦様が念仏者の徳を称賛している箇所について、説かれます。

 「念仏者 当地此人 是人中分陀利華 観世音菩薩 大勢至菩薩 為其勝友」

(お念仏をとなえる者は、人々の中で花の中で、最も尊いとされる白蓮華に喩えられる。

そして観音・勢至の両菩薩がよき友となり、その人に常に寄り添いお護りくださる)

 善導大師による解説『観経疏』によると、白蓮華の白い色は清浄であることや、すべての色の根本が象徴された色だから、白色の蓮華は最も尊ばれる花であるといいます。白蓮華が念仏者に相当するのは、念仏が優れた功徳を具えているからで、この上ない誉め言葉である、と述べられています。

 

 『観無量寿経』ではお釈迦さまが、念仏をとなえて功徳を積む人は、白蓮華や仏様のように尊いのであると称賛しておられ、観音・勢至の両菩薩さまがよき友(原文は「勝友」すぐれた友)となると説かれます。あたかも阿弥陀三尊のお像のように両脇で念仏者が念仏をとなえている間、そばでお護りくださっていると解釈することができます。

 また『大涅槃経』や『大方等大集経』などでは白い蓮華は仏と同等に喩えられるくらい、尊い花であるとも説かれます

考】

観無量寿経』

阿満利麿訳『選択本願念仏集』角川ソフィア文庫(2007)

「浄土宗新聞」〈第668号〉4頁

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